川で流されたらどうすればいいのか?命を落とさないために知っておきたいこと

生活

夏になると川で遊んでいたところ、溺れてそのまま命を落としてしまう事故が増えます。

被害にあうのは小さい子供が多く、子供を助けようとした大人も一緒に命を落としてしまうことも

少なくありません。

そこでなぜ川に溺れて命を落としてしまうのか。助かる方法はないのか調査してみました。

ぜひ家族や知り合い内で共有してみてください。

川に落ちたときに溺れてしまうわけ

水流があるので泳ぎにくい

川はプールと違い、流れがあるため泳ぎの上手い下手は関係ありません。

川の流れの中でかかる水圧は、流れの速さに比例して増加するのではなく、2乗になります。

つまり、早さが2倍になれば4倍もの水圧がかかるということになります。

たとえ浅い場所でも藻や石で転びやすいうえ、いったん転ぶと水圧によりパニックになってしまいがちです。

海に比べて浮力が少ない

海水は塩分濃度が高いので人間は浮きますが川の水にはそれがありません。

また堰堤の下やテトラポットなどの人工物付近はリサーキュレーションという縦方向の渦が

巻いているのでたとえライフジャケットを着ていても浮くのが難しくなるのです。

このような人工物付近の事故は河川の事故全体の15%にもなります。

天候によって状況が急変しやすい

その場は雨が降っていなくても上流で雨が降っていると水流が一気に増えることは

大人なら知っている人も多いと思います。ダムの放流があった場合も同様です。

しかし知識のない子供やあまり理解していないと川を甘く見てしまいがちです。

中州は特に危険です。

早急な救助が難しい

ビーチにはライフセーバーや監視員が常に見張っていますが川には見張りがいません。

また、近くに救援ボートやライフジャケットが用意されていることも少ないです。

川に落ちたときに助かるのに大切なこと

  • 流れに逆らわない
  • すぐに立とうとしない
  • 天候をよく見ておく
  • 堰堤やテトラポットなどの人工物に近づかない
  • 必ずライフジャケットを着用
  • 中州でバーベキューやキャンプは絶対NG
  • こまめに休憩する
  • お酒を飲んだら泳がない
  • 子供だけで遊ばせない
  • 自分は大丈夫だと決して思わない

ここまで話してきましたがみなさんどこかで「自分は大丈夫」と思っていませんか?

川での事故は子供に多いというイメージが多いかと思います。

でも実際は大人の命を落とした数・行方不明者数が子どもの13倍もあります。

これらはすべて自分は大丈夫という油断から来ているものだと思いませんか?

自分は大丈夫という考えを消すことがとても大切なことだと思います。

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