近鉄グループホールディングスの採用担当の男性社員が就職活動中の女子大学生に
個別に連絡を取りホテルに連れ込んで強姦した問題で、男性社員は懲戒解職処分となりました。
信じられない事件ですが「就活セクハラ」は4人に1人が経験しているとか・・・?
実際にどのようなことが行われているのか調査してみました。
今回の近鉄での就活セクハラ
男性社員は今年1月にインターンシップに参加していた女子大生に対し、
「エントリーシートの添削をしてあげる」などとLINEで言い、
食事に誘ったうえでホテルに連れ込んだそうです。
採用担当と就職活動中という力関係がはっきりしている関係ゆえ、断れなかったのかもしれません。
近鉄では採用担当者が学生と個別に連絡を取ることは禁止していたそう。
近鉄ではこの問題を受け、自社の就職活動でハラスメントなどを受けた際の相談窓口を
社内と社外に新たに設けることにしたようです。
いつだれの身に降りかかってもおかしくない問題だと思います。
就活セクハラの実態
厚生労働省の調査によると全就活生のうち、4人に1人が経験しているそうです。
男女ともそれほど差はなく、男性の方が少しだけ多く就活セクハラを受けているようです。
内容で多かったのが「性的な冗談やからかい」「食事やデートへの執拗な誘い」
「性的な事実関係に関する質問」だそうです。
就活セクハラを受けた場面で最も多かったのは、「インターンシップに参加したとき」で
次に多いのが「企業説明会やセミナーに参加したとき」でした。
就活セクハラの対処法
法的な責任追及としては、刑事責任の追及と民事責任の追及(慰謝料等の損害賠償請求)という方法があります。
刑事責任の追及は加害者に対して逮捕・刑事処罰を求めるというもので、
民事責任の追及は加害者本人や会社に対して損害賠償請求をするというものです。
刑事・民事のいずれの責任追及をしていくにしても、セクハラの証拠が重要になってきます。
とは言っても訴えるなんてことできない人が多く、実際に就活セクハラにあった
ほとんどの学生は何もせずに終わります。
自分がそれほど気にしていないのならいいと思いますが
その会社にこれから入るかもしれないと思うと不安だという人はあれば相談窓口や
上の人に報告するなどしてみるのもいいかもしれません。
もしそれでも対応してくれないようでしたら私ならその会社は辞めます。
これだけは忘れないで!就活心得
就活はつらいですよね。
早く内定をもらいたくて必死になる気持ちもわかりますが
こちらにも選ぶ権利はあるんだぞという気持ちを忘れないでください。
嫌な思いさせられたけど相手は採用担当だから・・・なんて下手に出る必要はありません。
そんな態度ならこっちから願い下げだ!ぐらいの気持ちでいたほうが楽だと思います。
就活中の皆さん頑張ってください!
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